- HOME>
- ニキビ跡
ニキビ跡とは
ニキビ跡は、炎症が長く続いたニキビが治ったあとに肌に残る、クレーターと呼ばれるへこみ・赤み・色素沈着などのことを指します。肌の奥深くまでダメージを負ってしまうと、ニキビ跡ができることが多くなります。
軽症のニキビであれば跡が残らないため、ニキビができたらなるべく早く対処することで、ニキビ跡を予防することができます。
ニキビ跡ができてしまうと、セルフケアで治すことは難しいと言えます。また、保険適用の治療も少ないため、跡が残る前の対処が大切です。
ニキビ跡の原因
ニキビの炎症の悪化
ニキビは、肌の表面にある毛穴が詰まって内側で細菌が繁殖してしまい、炎症が起こっている状態です。炎症が悪化して、肌の奥深くまでダメージを負ってしまうことが、ニキビ跡の原因となります。そのため、ニキビが広がったり、炎症がひどくなったりしないうちに、しっかり治療することが大切なのです。
ニキビをつぶす行為
自分でニキビをつぶしてしまうことは、自分でお肌に傷をつけてしまい、炎症を悪化させてしまう行為です。つぶしたニキビは、シミのような茶色いニキビ跡として残ってしまうケースが多くなります。つぶすのは、絶対にやめましょう。
ニキビ跡の治療法
ピーリング
角質を溶かす薬を塗る治療として、ケミカルピーリングがあります。ピーリングとは「皮をむく」という意味です。
２週間〜１か月に1度、皮膚の表面の硬い角質を溶かし、毛穴の詰まりを除去することで、新しい肌を再生させていきます。それによって、ニキビ跡を少しずつ目立たなくさせることができるのです。また、そもそもニキビをできにくい肌になっていきます。
施術中にピリピリとした軽い痛みを感じますが、多くの方がすぐに慣れます。赤みが出てしまう方も稀にいますが、数日で目立たなくなります。
CO2レーザー治療
CO2レーザーは、皮膚に無数の細かい穴を開けることで、ニキビ跡・毛穴・小じわなどを縮めて治していく治療法です。
２週間〜１か月に1度、10回ほどレーザー照射することで、ニキビ跡は目立たなくなります。レーザーを照射しているときは、温かみを感じる程度です。副作用として、赤み・ヒリヒリ・ほてりを感じる方もいますが、ほとんどダウンタイムはありません。
電気メス治療
電気メス治療では、ニキビ跡のクレーターの周りの組織を除去し、角を削り取っていきます。そして軟膏を塗り、上皮化とコラーゲン生成を促進することで、クレーターをなだらかにしていきます。これによって、へこみが目立たなくなります。
治療後のケアによっては、クレーター部分が少し広がって見えるようになってしまうこともあるため、適切な保湿などが大切です。
ニキビ跡の予防法
絶対にニキビをつぶさない
ついニキビを指で触ってしまうという方も、多くいらっしゃいます。しかし、ニキビ跡を残さないためには、ぜったいにニキビをつぶさないことが、重要です。
ニキビをつぶすと炎症が起きたり、細菌が侵入したり、周辺の皮膚がダメージを受けたりします。ニキビ跡として残ってしまう可能性が高くなってしまうのです。
万が一、意図せずニキビがつぶれてしまったときも、触らないように気をつけましょう。
低刺激のスキンケア用品を使う
肌を清潔に保つことは、ニキビケアの基本です。
しかし、ニキビができているからと言って、殺菌力が強そうな刺激の強いスキンケア用品を使うことは、おすすめできません。ニキビに刺激を与えると、かえって肌に負担を与えてしまい、炎症が進むおそれがあります。
低刺激性のものやオイルフリーのものを選んでください。
メイクをする方は薄めを心がける
ニキビができると気になり、メイクで隠そうとする方は少なくありません。しかし、ファンデーションやコンシーラーの厚塗りは、ニキビに大きな刺激を与え、肌に負担となってしまいます。
化粧品の種類によっては、毛穴の詰まりやアクネ菌の増殖を招いてしまうものもあります。
また、クレンジングや洗顔でメイクを完全に落としきれなければ、化粧品が毛穴に入り込んで残ってしまい、よりニキビを悪化させてしまいます。
ニキビ跡を残さないためには、メイクは薄めを心がけましょう。
