年代別お悩み

年代別のお悩み

近年では、男性の美意識が上がり、自分の見た目を気にする方が増えており、性別や年齢を問わず美容皮膚科で治療する方も増えてきています。
男性の肌は、年代によって異なる悩みを抱えることが多く、思春期から加齢までの過程で、さまざまな変化を経験します。ここでは、10代から30代以降までの年代別に、男性が抱える肌の悩みをご紹介します。

中学生・高校生

中学生・高校生など10代はニキビ、乾燥肌のお悩みが多いです。思春期の男性は、男性ホルモン（テストステロン）の分泌が増加し、皮脂腺が活発になります。その結果、皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まりやすくなります。ニキビができると、その炎症や跡が残ることもあり、精神的なストレスを引き起こすことも少なくありません。

また、10代は皮膚がまだ未成熟で敏感なため、適切なスキンケアが必要です。間違ったスキンケアや過剰な洗顔が肌を傷め、乾燥や赤みを引き起こすこともあります。加えて、学校生活や友人関係のストレスが、肌に悪影響を及ぼすこともあります。

大学生・20代

大学生や20代はニキビのお悩みのお持ちの方が多いです。特に20代になると代謝低下やホルモン分泌量低下に伴った肌トラブルが原因であると考えられます。疲れやストレスが溜まると、肌の質が悪化し、オイリー肌や毛穴の開きが気になるようになります。

また、20代は仕事や人間関係のストレスが増加し、生活習慣が不規則になりがちです。これにより、睡眠不足や食生活の乱れが肌に影響を与え、肌荒れやニキビの再発を招くことがあります。加えて、紫外線対策が不足すると、早い段階からシミや色素沈着の原因にもなります。

30代以降

30代・40代は薄毛（AGA）、しみ・しわ・ほうれい線、体重の増加などが多く挙げられます。

30代では、肌のターンオーバーが遅くなり、古い角質が残りやすくなるため、乾燥やくすみが目立つようになります。特に冬場は乾燥がひどくなるため、保湿ケアが重要です。また、仕事や家庭でのストレスが増えると、肌トラブルが悪化することもあります。
さらに、ニキビが跡となり、肌に凸凹としたクレーター状の状態が見られることが多くなります。