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たこ・うおのめとは
たこも、うおのめも、角質が増殖した状態です。どちらも、継続して外部から刺激を受ける場所にできます。
たとえば、うおのめができるのは、ほとんど足の裏です。また、たこは職業や生活習慣によって、ペンだこや座りだこなど、体のさまざまな部位にできます。
医学的には、たこを「胼胝(べんち)」と呼び、うおのめを「鶏眼(けいがん)」と呼びます。
たことうおのめでは、見た目が少し異なります。たこは、表面の角質が増殖して厚くなった状態です。一方、うおのめは真ん中に角質の芯があり、芯が内側に食い込んでいる状態です。
たこ・うおのめの原因
皮膚への継続的な刺激
皮膚が刺激を受け続けることで、皮膚が硬くなり、角質が増殖して厚くなった状態が、たこやうおのめです。
たとえば、足にできる場合、歩き方の癖や靴の形状によって一部に刺激がかかり続け、たこやうおのめができます。加齢による皮下組織の萎縮やスポーツなど負荷によってもできます。
たこ・うおのめの治療法
切除
硬くなってしまった皮膚を柔らかくするスピール膏テープやサリチル酸ワセリン軟膏を使用したあと、ハサミやメスなどで切除します。
たこ・うおのめの予防法
原因を特定する
ウイルス性いぼなどと違い、たこ・うおのめができるのには、必ず何らかの継続した刺激があります。負担がかかっている場所がないかどうか、意識してみましょう。
また、皮膚が分厚くなっているところは、たこ・うおのめになる可能性があるため、負担をかけ続けないように気をつけましょう。
歩き方や靴を変える
たこ・うおのめは、全体重を支える足の裏に多く見られます。圧迫感などの負担を感じたら、歩き方や靴を変えることで、予防することができます。
また、とくに負担と感じていない場合でも、足に合っていない靴を履くことはなるべく避けましょう。長時間、同じ靴で歩き続けることも、おすすめできません。趣味や運動のためにウォーキングやトレッキングをおこなう際は、足の形状に合う専門の靴を使用するのがおすすめです。
中敷やパッドを活用する
たこ・うおのめを対策するには、布製の中敷きを活用し、局所的に刺激が続く場所に対しては、ドーナツ型のパッドで負担を減らすなどの工夫ができます。